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FUNCTION機能改善

麻痺した手足の機能改善に向けたトレーニングの考え方

2026-06-10 ・ 読了 約7

脳卒中の後遺症で、手足の麻痺に悩む方は多くいらっしゃいます。「もう動かないのではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。この記事では、麻痺した手足の機能改善に向けて、リハビリではどのような考え方でトレーニングを組み立てるのかを、理学療法士の視点でお伝えします。変化のあらわれ方には個人差があります。

麻痺は「脳と身体の再学習」という視点で

脳卒中による手足の麻痺は、脳の損傷によって、身体への指令がうまく伝わりにくくなった状態です。リハビリでは、残された機能を活かしながら、身体の動かし方を少しずつ学び直していくことを目指します。

「動かない」と感じる場面でも、姿勢や課題の条件を変えると、少し動くことがあります。どんな状況なら動きやすいのかを見つけることが、トレーニングの出発点になります。

どんな条件なら動きやすいかを、一緒に探していく
どんな条件なら動きやすいかを、一緒に探していく

まず「評価」から始める理由

やみくもに動かすのではなく、まずは今の状態をていねいに評価します。関節の動く範囲、筋肉の緊張、感覚、姿勢のバランスなど、麻痺の背景にある要素は人によって異なるためです。

同じ「手が動かしにくい」でも、背景が違えばアプローチも変わります。評価にもとづいてその人に合った課題を選ぶことが、遠回りに見えて近道になります。

「使わない」と起きること

動かしにくい手足は、つい使わずに過ごしがちです。しかし使わない時間が続くと、関節が硬くなったり筋肉が縮んだりして、さらに動かしにくくなることがあります。

無理のない範囲で動かし続けること、そして生活のなかに「使う場面」をつくることも、機能改善に向けた大切な取り組みです。

生活動作につなげるトレーニング

トレーニングは、ただ手足を動かすだけで終わりにしません。コップを持つ、ドアを開ける、立ち上がるといった生活動作につなげて、はじめて「使える動き」に近づいていきます。

  • 関節の動く範囲をひろげ、固さをやわらげる
  • 座る・立つ・歩くなど、土台となる姿勢を安定させる
  • 手を伸ばす・つかむなど、目的のある動作をくり返す
  • 日常生活のなかで、できる動きを少しずつ使っていく
関節の動く範囲をひろげながら、生活動作につなげていく
関節の動く範囲をひろげながら、生活動作につなげていく

あせらず、続けることの意味

機能の変化には時間がかかることが多く、すぐに大きく変わるとは限りません。だからこそ、小さな変化に気づき、それを積み重ねていく姿勢が大切になります。

ご家族の理解やサポートも、続ける力になります。一人で抱え込まず、専門職と一緒に取り組んでいきましょう。

まとめ

麻痺した手足の機能改善は、「再学習」という視点で、評価にもとづいて生活動作につなげていくことがポイントです。変化には個人差があり、あせらず続けることが大切です。

当施設では理学療法士が完全マンツーマンで、一人ひとりの状態に合わせて取り組みます。まずは主治医にご相談のうえ、お気軽にお問い合わせください。

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